「コザクラインコの性別が知りたいけど、正直どうやって見分ければいいの?」
これは、私自身が飼い始めた頃からずっと感じていた疑問です。
私は雛の頃から育てたコザクラインコと暮らしていて、今は全員成鳥になりました。
現在はコザクラ2羽とオカメインコ1羽。最初は1羽飼いだったので、その頃はオスかメスかを気にしても、正直なところほとんど分からなかったんですよね。
でも、複数羽で生活するようになってから、見え方が少しずつ変わってきました。
同じような行動をしているのに、
反応の強さが違ったり、距離の取り方が違ったり、主張の仕方が違ったり。
成鳥になってからは、そうした差がよりはっきり感じられるようになったんです。
鳴き方や甘え方、こちらとの関わり方など、
1羽だけを見ていたときには気づけなかった違いが、並べて見ることで自然と見えてきました。
性格だけでは説明しきれない部分がある、という感覚に近いと思います。
コザクラインコを飼い始めたばかりの頃は、
性別が分からないこと自体が不安になることも多いですよね。
この先に書いていく内容は、
私が成鳥になるまで一緒に暮らす中で、日々の生活から感じてきたことをベースにしています。
はっきり断定できる話ばかりではありませんが、
「うちの子も近いかも」と考えるヒントにはなるはずです。
よかったら、ご自身のインコちゃんを思い浮かべながら、読み進めてみてください。
コザクラインコ(ラブバード)性別の見分け方
頭の形

オスの場合:頭の上の部分の形がメスよりも丸みをおびていて半円ぽくなっている
これ、正直に言うとかなり難しいです。私自身、実際に一緒に暮らしてきて、今でも「これは分かりにくいな」と感じています。
見る角度ひとつで体つきの印象は変わりますし、体をふわっと膨らませている日もあれば、暑い日はぺたっと細く見えることもあります。
同じ子なのに「今日は丸い?」「あれ、細く見える?」と思うことも普通にあります。
だから、写真や一瞬の見た目だけで「これはオスっぽい」「メスっぽい」と判断するのは、正直かなり危ういです。
実感として近いのは、性別がはっきり分かってから振り返ってみて、「ああ、そう言われれば確かに…」と後から納得する感じ。
最初から確信を持って見分けられるというより、一緒に暮らして積み重ねた結果として、だんだん腑に落ちてくる。そんな感覚のほうが近いと思います。
なので、飼い始めたばかりで分からなくても全然おかしくありません。
むしろ、それが普通だと思って大丈夫です。
くちばしの形

オスの場合:メスに比べて下のくちばしの横幅が狭め
これもよく言われるポイントなんですが、正直なところ、毎日見ていても私は分かりませんでした。
「オスはシャープ」「メスは丸みがある」みたいな話を目にすることもありますが、実際に一緒に暮らしていると、今日はそう見えるけど明日は違う、なんてことが普通にあります。
見る角度や光の当たり方、ちょっとした表情でも印象は簡単に変わるんですよね。
頭の形と同じで、写真で比べたり、その瞬間だけ切り取って判断するのはかなり難しいと感じています。
毎日顔を合わせているのに「うん、これはどっちだ」とはならない。これが正直な実感です。
結局のところ、くちばしの形も、
性別がはっきり分かってから振り返ってみて「そう言われれば、そんな気もするかな」くらい。
最初から判断材料として使えるというより、
後から答え合わせをするための要素、という感覚のほうが近いと思います。
骨盤部分で確認

これも「見分け方」としてよく聞く話ですが、実際にやってみると、なかなか一筋縄ではいきません。
一般的には、メスは発情期に入ると骨盤が少しずつ開いてくる、と言われています。
総排泄腔(いわゆるおしり)の少し上あたりを触ると、小さな丸い突起が横に2つ並んでいて、発情が進むにつれてその間隔が広がっていく、という説明ですね。
最大まで開くと、人差し指が1本入るくらいになる、という話もよく見かけます。
ただ、これも読んでいるほど簡単ではなくて…。
「オスのほうが分かりやすい」と聞いたので、さいちゃんでそっと確認してみたところ、確かに2つ並んでいる感じは分かりました。
一方で、さくらちゃんはというと、
じっとしてくれないし、触られるのもあまり好きじゃないタイプ。正直、私には「1つなのか?2つなのか?」までは判断できませんでした。
力を入れて触るわけにもいきませんし、嫌がる様子を見ていると、無理に確認するものでもないな…と感じました。
理屈としては分かっていても、実際に家庭で確認するのは難易度が高め。
骨盤の開きも、「慣れている人なら分かるのかも」という印象で、初心者が確実に判断できる方法かというと、ちょっと微妙だと思います。
私自身は、この方法も
「性別が分かってから振り返ると、ああ、そうだったのかもな」と感じる程度の材料、という位置づけで見ています。
紙切り

オスの場合:紙切りをする
これもよく話題になりますよね。実際に見ていると、オスもメスもやるので、「え、どっちもやるじゃん。もう判断できない!」ってなりがちです。
私も最初は完全にそうでした。
紙をカミカミしている姿だけを見ると、正直、性別の判断材料にはならないと思っていました。
ただ、一緒に暮らしていて分かってきたのは、やり方の違いです。
メスのほうが、明らかに紙切りが上達していきます。
切り方が雑じゃなくなって、細長く、きれいに裂くようになるんですよね。
しかも、その紙を尾羽に挿して、そのまま巣に持ち帰ろうとします。
このときの集中力がすごくて、
「そんなに本気で切る?」って思うくらい、かなり過激に紙切りしたがります。
一方で、オスも紙切り自体はします。
でも、切った紙を尾羽に挿すことはなくて、その場で終わることがほとんどでした。
なので、
「紙を切るかどうか」ではなくて、
紙をどう扱っているかを見ると、違いが見えてくることがあります。
それでも個体差はありますし、これだけで断定はできません。
ただ、毎日の行動を見ていると、「あ、これは意味合いが違うな」と感じる瞬間が出てくる。そんなポイントだと思っています。
飛行機ポーズ

オスの場合:飛行機ポーズをする
これもまた、「結局どっちもやるじゃん…」となりやすい行動ですよね。
実際、オスもメスもやります。
なので、これだけを見て性別を判断しようとすると、まず迷います。
ただ、ここも一緒に暮らしていると、出方が違うのが分かってきました。
メスの場合は、体の反らし方がかなり力強いです。
シャチホコみたいにぐっと体を反らして、羽もしっかり広げます。
発情のピーク時になると、その状態で
「トゥクトゥク…」と小さく鳴くこともありました。
静かだけど、独特で、慣れると分かりやすい音です。
一方で、オスの飛行機ポーズは少し違います。
何かに反応して、反射的にサッと羽を広げる感じで、長くは続きません。
姿勢も浅めで、
「ポーズを取っている」というより、「一瞬やっただけ」に近い印象でした。
なので、ここも『やる・やらない』ではなくて、
どれくらい本気か、どれくらい続くかを見るポイントかなと思います。
これも単体で断定できるものではありませんが、
他の行動と重なってくると、「あ、流れとしてはこっちかも」と感じやすくなる要素です。
お尻をスリスリする

オスの場合:お尻をスリスリをする
これは正直、性別で判断はできません。
オスもメスも同じようにやるので、「これだ!」とは言えないです。
むしろ、うちの場合はさくらちゃんの方が激しい場合すらあります。
動きの勢いとかタイミングとか、性別とは関係なく個体差でしかないな、と感じています。
この様子は言葉だけだと伝わりにくいので、ぜひ動画で確認してみてください。
リンクは記事の最後に載せています。
実際に動きを見ると、「ああ、こういう感じね」とつかみやすいと思います。
エサの吐き戻しをする

オスの場合:エサの吐き戻しをする
これも見ていると、「もう、困ったもんですよね…」ってなりやすい行動です。
ただ、同じ吐き戻しでも、意味合いは結構違うなと感じています。
オスの場合は、分かりやすく求愛。
「ほら、僕ならいっぱいご飯あげられるよ!」とアピールしている感じで、相手に向かって一生懸命吐き戻します。
一方で、メスの場合は少し雰囲気が違います。
こちらは「子どもにご飯を与える」ような感覚に近くて、いわゆる母心。守る側、育てる側の行動に見えるんですよね。
うちの場合だと、さいちゃんはパパに、
さくらちゃんはママにしかやりません。
同じ行動でも、相手がはっきり分かれているのが印象的でした。
ちなみにこれは、オス・メスどちらも発情期に見られる行動です。
吐き戻し=即性別判定、というより、「今、発情してるな」というサインとして受け取るほうがしっくりきます。
よくしゃべる

オスの場合:よくしゃべります
これに関しては、正直なところ、性別というより完全に個体差かなと思っています。
「オスのほうがよくしゃべる」と言われることもありますが、実際に一緒に暮らしていると、あまり当てにならないな、というのが私の感覚です。
うちの場合は、オスもメスも「ちょーだい!」が大得意。
しかも毎日言います。要求がはっきりしている分、むしろ覚えるのが早い気がします。
特にさくらちゃんは、そこからどんどん言葉が増えていって、
「さくらちゃん」「ビトウィン」「おーい!」と、気づけばバリエーションが増えていました。
なので、しゃべる・しゃべらないで性別を判断するのは、かなり難しいです。
どちらかというと、その子の性格や環境、日々のやり取りの積み重ねのほうが影響しているように感じています。
どうしても性別を知りたい方は・・・
遺伝子検査(DNA鑑定)
猛禽類やコザクラインコ、文鳥は、精巣が腹腔内にあるそうで、見た目だけで雌雄を判別するのは難しいと言われています。
つまり、「外から見て分かる決定打」がない、という前提なんですよね。
なので、どうしても高い確率で性別を知りたい場合は、遺伝子検査という選択になります。
私も調べてみて、「なるほど、最終的にはここか」と納得しました。
遺伝子検査については、まずお近くの動物病院で相談してみるのが一番です。
対応している病院や検査方法は少しずつ違うので、事前に聞いてみると安心だと思います。
費用についても病院ごとに差はありますが、だいたい15,000円前後が多い印象です。
決して安くはありませんが、「確実に知りたい」という場合には、現実的な方法かなと感じています。
性別検査キットについて
動物病院まで行かなくても、
愛鳥の羽を採取して郵送するだけで性別判断ができるキットもありました。
必要なサンプルは、
尾羽や風切り羽を3枚。
場合によっては、血液や卵殻内膜でも対応できるそうです。
やり方としてはシンプルで、
自宅で採取して送るだけ、という手軽さは正直ありがたいなと感じました。
ただし、このタイプの検査は価格を抑えている分、
検査精度は85%以上とのこと。
「ほぼ分かればOK」という考え方なら十分ですが、
100%に近い確実性を求める場合は、動物病院での遺伝子検査のほうが安心かな、という印象です。
費用や手軽さ、どこまで正確さを求めるか。
このあたりをどう考えるかで、選択肢が変わってくると思います。
同じ状況で次に確認しておくべき記事
- 〖飛行機ポーズ〗コザクラインコ発情期の行動と対策│オスメスの違い
発情期の行動としての意味や、オス・メスで出方が違うなと感じたポイントを、私の体験ベースで整理しています。この記事を読んで「やっぱり分かりにくい…」と感じたところも、行動の背景からつなげて考えると、少し見え方が変わってくると思います。
- 〖お尻スリスリ〗コザクラインコ発情期の行動と対策│オスメスの違い
「なんでやるの?」「止めたほうがいいの?」と悩みやすい行動なので、うちの様子も交えながらまとめました。今まさに同じ行動が出ていて気になっているなら、次にどう見守るか、どこまで気にするかのヒントになるはずです。
- 〖保存版〗インコの病気のサインや症状
「これって大丈夫なのかな?」と不安になることもありますよね。そんなときに、病気のサインや症状を全体で確認できるまとめ記事です。日々の観察の中で「いつもと違うかも」と迷ったときの、判断材料として使えます。
- コザクラインコの性格|オス・メスで後悔しないために
性格や接し方についても悩みやすくなります。私自身の飼育体験をもとに、オス・メスそれぞれの傾向をまとめているので、見分け方を読んだあとに「この子にはどう接すればいい?」と整理したいときに役立つ内容です。
まとめ│コザクラインコ・性別の見分け方
コザクラインコ(ラブバード)の性別の見分け方について、ここまで書いてきましたが、正直なところ、素人判断で断定するのはかなり難しいと思います。
オス・メスそれぞれと実際に暮らしてみると、「あ、確かに違うな」と感じる場面は出てきます。
ただ、それは後から振り返って分かることであって、最初から見抜けるものではありません。どうしても、ある程度の経験は必要になります。
うちの場合は、できるだけインコに負担をかけたくないので、検査をしてまで性別を知ろうとはしていません。
もちろん、「繁殖させたい」「どうしても正確に知る必要がある」といった目的があるなら、その選択もありだと思います。
ただ、性別が関わってくると、実は一番大きいのは性格の違いです。
コザクラインコは、オスかメスかで行動や接し方のポイントがかなり変わってきます。
ここを間違えると、飼い主側が思っている以上に大変になることもあります。
性格や向き合い方については、次の記事で詳しくまとめているので、よければそちらも参考にしてみてください。

★youtubeで動画アップしているので良かったら参考にしてみて下さい
動画でも紹介しています。
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