「鳥の呼吸器って、正直あまり意識したことがない」もし今そう感じていたら、少しだけ立ち止まって読んでみてください。
私の家には、さくらちゃんとさいちゃん(コザクラインコ)、それからぽぽちゃん(オカメインコ)の3羽がいます。
さくらちゃんは好奇心が強くて、部屋の中でも行動範囲が広いタイプ。そんな様子を毎日見ていると、「この環境、本当に安全かな?」と考える場面が自然と増えてきました。
実は、インコの体、とくに呼吸に関わる部分は、私たちが思っている以上に生活環境の影響を受けやすいです。
人間にとっては何気ない日常でも、鳥にとっては「それ、結構危ないかも…」というものが意外と身近にあります。
この話は、専門書やネットで調べた情報だけでなく、実際に一緒に暮らす中で「これは気をつけたほうがいいな」と感じたことや、ヒヤッとした経験をもとにまとめています。
インコを飼い始める前の方も、飼い始めたばかりの方も、あとから後悔しないために、ぜひ一度目を通してもらえたら嬉しいです。
インコ(鳥)の呼吸方法について
本題に入る前に、普段の飼育環境に意外な危険が多いことを知ってもらうための動画もどうぞ。
インコ(鳥)の複雑な呼吸器

正直に言うと、私もインコと暮らすまでは、「鳥の呼吸器がそんなに特殊だ」なんて考えたことがありませんでした。
でも調べてみると、鳥の呼吸器って、人間とは比べものにならないくらい複雑なんです。肺だけで呼吸しているわけではなく、「気嚢(きのう)」という鳥特有の器官をいくつも使っています。
空気の流れも、私たちが想像しているのとは全然違います。鳥が息を吸うと、まず空気は「後胸気嚢」に入ります。そこから「肺」に送られて、さらに「前胸気嚢」など体の前側へ移動し、最後に体の外へ出ていく、という流れです。
ポイントは、吸うときと吐くときで、空気の通り道が同じじゃないこと。この仕組みのおかげで、鳥はいつも新鮮な空気を体の中に取り込み続けられるそうです。
酸素が薄い高い場所でも鳥が普通に暮らせるのは、こうした鳥類特有の呼吸器官があるからなんですね。
調べれば調べるほど、「これはすごい仕組みだな…」と、素直に感心してしまいました。
同時に、「こんなに繊細な仕組みなら、空気の質には本当に気をつけないといけないな」と感じるようにもなりました。
インコ(鳥)の呼吸器は弱い?
「じゃあ、インコの呼吸器って弱いの?」最初にそう思う人も多いと思います。
実際には少し皮肉で、「とても優れた呼吸器だからこそ、空気中の影響を受けやすい」と言われています。
私も、さくらちゃん・さいちゃん・ぽぽちゃんと一緒に暮らし始めてから、「これは人間の感覚のまま考えたらダメだな」と思う場面が何度もありました。自分にとっては何ともないことでも、鳥にとっては負担になる可能性があるんですよね。
だからこそ、愛鳥のためには、餌や温度管理だけじゃなく、毎日の生活環境そのものを一度見直してみる必要があると感じています。
・香水や柔軟剤
・テフロン
(ポリテトラフルオロエチレンガス)
・殺虫スプレーや蚊取り線香などの殺虫剤
・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)
私たち人間にとっては、いつもの生活の延長でも、鳥にとっては「中毒の危険」とすぐ隣り合わせ、ということが少なくありません。
「これくらいなら大丈夫でしょ」と思ってしまいがちですが、もし何かあってからでは、取り返しがつかないんですよね。
体調を崩しても、原因がはっきり分からないことも多いです。そういうとき、実は日々の生活環境が少しずつ体に負担をかけていた、そんな可能性も十分に考えられます。
だから私は、何か異変を感じたときほど、病気だけでなく「普段の暮らし方」を振り返るようにしています。
炭鉱のカナリヤって知ってますか?
昔の炭鉱では、メタンガスや一酸化炭素といった有毒ガスをいち早く察知するために、カナリアが一緒に坑道へ連れて行かれていました。
元気に鳴いていたカナリアが急に鳴き止むと、炭鉱夫たちは「これは危ない」と判断できたそうです。
これを初めて知ったとき、「えっ…じゃあ先にカナリヤが〇ぬってこと?」と、鳥を飼っている立場としては、正直かなり残酷な話に感じました…(;’∀’)
ただ、実際には「カナリア蘇生装置付きケージ」が使われていて、できるだけ命を守る工夫もされていたようです。
それだけ、カナリヤは空気の変化に敏感だった、ということなんですよね。しかも、無臭のガスにも反応すると言われています。
この話を知ってから、「鳥って、私たちが気づかない危険を先に受けてしまう存在なんだな」と考えるようになりました。
この記事の次に読むと理解が整理できる関連記事
- インコにとって危険な中毒物質と注意点
鳥の呼吸器がなぜ中毒に弱いのかを、生活環境の具体例とあわせて整理しています。
「どこまで気をつければいいのか」を判断する材料になります。 - インコの寿命と長く一緒に暮らすための考え方
小さな体でも長く暮らす前提で、日々の環境や向き合い方を考える内容です。
呼吸器の話を踏まえたうえで、飼育全体を見直す流れに自然につながります。
最後に│インコ(鳥)の呼吸方法について
体調に異変を感じたら、病院で検査を受けることはもちろん大切だと思っています。
ただ、インコの体の仕組みを知ってからは、「これくらい大丈夫でしょ」と軽く考えることが、以前よりずっと減りました。
とくに、優れた呼吸器を持っているからこそ、空気中の影響を受けやすいという点を知ったことで、呼吸の様子がいつもと違うと感じたとき、「まず生活環境を見直してみよう」と思えるようになりました。
インコは体が小さいですが、中には何十年も一緒に暮らすことができる子もいます。
ただ可愛がるだけでなく、一緒に暮らす上で必要な知識を少しずつ身につけていくことも、飼い主として大切なことなんだなと、今は感じています。


動画でも紹介しています。
※当ページではAmazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。

