コザクラインコ発情期の行動とは?性別差と注意点

「羽を広げているけど、これって何か意味があるの?」「餌を吐き戻しているけど、病気じゃないの?」一緒に暮らしていると、愛鳥の行動にふと不安を感じる瞬間は誰にでもあると思います。

私自身も、可愛い仕草を見ながら「これは大丈夫なのかな?」と立ち止まることが何度もありました。インコの行動には、ほとんどの場合きちんとした理由があります。ただし、その意味は飼育環境や個体差によって変わるため、ここでは一般的な知識に、実際に一緒に暮らして分かったことを重ねながら整理していきます。

オス・メスで発情期の行動が違う

発情期の♀(メス)に見られる行動

羽を大きく広げて飛行機のポーズをとるコザクラインコのメス

羽を広げて飛行機のポーズ

尾羽を「クイッ」と上げ、羽を大きく広げたまま静止する行動です。表情がどこかぼんやりして見え、「何かに取り憑かれたみたい」と感じる方も多いかもしれません。見ている側は、つい「ブゥ~ン」と声をかけたくなるような場面です。

メスの場合、この姿勢のときに背中を触ると発情を強く刺激してしまいます。可愛いからと撫で続けると、結果的にストレスや過発情につながることがあります。発情対象がおもちゃなどの場合は、環境調整として一時的に撤去する判断も必要です。

なお、オスでも飛行機ポーズを見せることはあります。そのため、この行動だけで性別を判断することはできません。

シュレッダーみたいに紙切りをする

紙を細かく切って巣材集めをするコザクラインコ

紙切りは、始めたばかりの頃は不器用でも、驚くほどのスピードで上達していきます。これは巣材集めの行動で、切り取った紙を背中に差し込み、巣へ運ぼうとします。

発情抑制を意識しすぎて紙切りを完全に禁止すると、壁紙や家具を齧る行動に置き換わることがあります。ストレス対策としても、管理できる範囲で紙切りを許容した方が落ち着く場合があります。

オスも紙切りはしますが、メスほど器用ではなく、背中に挿さないことが多いです。この違いを見ると、行動の目的が異なることが分かります。

スポンサーリンク

発情期の♂(オス)に見られる行動

お尻をスリスリする

お気に入りの物にお尻を擦りつけるコザクラインコのオス

お気に入りの対象物に、お尻を擦りつける行動です。夢中になってスリスリしている姿は可愛らしく、思わず見入ってしまいます。

対象物が硬いおもちゃの場合、皮膚を傷める可能性があります。そのような場合は、タオルなど安全な代替対象を用意してあげると安心です。

この行動はメスでも見られることがあり、コザクラインコでは性別判断の決め手にはなりません。

吐き戻しをする

繁殖期に見られる代表的な行動の一つで、相手が必ずしもインコとは限りません。鏡に映った自分やおもちゃ、飼い主に向けて行われることもあります。

吐き戻しは、顔を上下に小刻みに動かして内容物を戻す動作が目安になります。ただし動き方には個体差があります。顔を大きく振って内容物を撒き散らす、元気や食欲が落ちているといった様子が見られる場合は、受診を検討する目安になります。

我が家では、さいちゃんが指先を対象にしてしまい、キーボード操作が止まることがありました。発情モードに入ると、驚くほど集中してしつこくなるのも特徴です。なお、メスも吐き戻しをしますが、オスの求愛とは意味が異なり、雛に与える行動に近いと考えられています。

「クツクツクツ」って鳴いてるけど?

発情状態に入ると、「クツクツクツ」「ぷっぷっぷっ」といった小さな声で鳴き続けることがあります。このときは過集中や興奮状態になっており、飼い主の声が届かないことも少なくありません。

短期間であれば生理的な範囲と考えられますが、長引くとストレスや問題行動につながります。対象物を取り除いたり、ケージに戻して刺激を減らしたりする対応が有効です。

コザクラインコの性別を見分ける方法は?

頭の形状から判断

オス:横から見て丸みがある
メス:横から見て平らに見えることが多い

ただし、これはあくまで傾向で、個体差が非常に大きい方法です。飼い主同士で意見が分かれることも多く、確定的な判断には向きません。

骨格から判断

腹部の骨盤周辺を触って、恥骨の幅を見る方法です。一般的にはメスの方が広いと言われています。

実際には嫌がって確認できないことがほとんどで、無理に行うと信頼関係を損ねる可能性があります。

スポンサーリンク

同じ状況で次に確認しておくべき記事

最後に│コザクラインコ発情期の行動と対策

コザクラインコに限らず、インコの行動には必ず理由があります。
見た目の可愛さに目を奪われがちですが、過度な発情は体調不良や問題行動につながることもあります。
私自身、飛行機ポーズを微笑ましく眺めていた時期がありました。

ですが、飼育環境が「年中無休の発情期」を作っていたことに気づき、照明や接し方を見直しました。過去に愛鳥を喪った経験があるからこそ、これからもさくらちゃん、さいちゃん、ぽぽちゃん、それぞれの性格差を意識しながら向き合っていきたいと思います。

※当ページではAmazon.co.jpアソシエイトリンクを使用しています。