鴨居に掛ける止まり木DIY|移動できる放鳥スペース作り

「鴨居フックでひっかけられる止まり木って出来ない?」そんな一言をもらったのが、今回のDIYを考え始めたきっかけでした。

放鳥中の遊び場って、実際に暮らし始めると意外と悩みませんか。ケージから出してあげたい気持ちはあるのに、どこで遊ばせるかが毎回ちょっとした課題になります。

床に置くタイプの止まり木は安定感はあるものの、どうしても場所を取ります。出しっぱなしにすると生活動線の邪魔になって、片付けるのも正直面倒になりがちでした。

「使う時だけサッと出せて、終わったらすぐ片付けられたらいいのに」。さくらちゃん、さいちゃん、ぽぽちゃんと暮らす中で、私自身ずっと感じていたことです。

そこで思いついたのが、鴨居にハンガーのように引っ掛けられる止まり木でした。使わない時は外しておけるので、部屋が散らからず、放鳥のハードルも下がります。

材料はすべてダイソーで揃えています。特別な道具や難しい加工はなく、「これなら自分でも出来そう」と思える形を意識しました。

愛鳥との時間をもっと気軽に楽しみたい方の、ひとつのヒントになれば嬉しいです。

【作り方】ハンガーのように引っ掛けられる止まり木

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止まり木作製に必要な材料

ダイソーで揃えた止まり木DIYの材料一式

今回使った材料

  • ヒノキの板
  • 木製ジョイントラック
  • 室内干しハンガー
  • フック

材料はすべて100均(ダイソー)で揃えました。

木製ジョイントラック付属ボルトと別途用意したM4ボルト

木製ジョイントラックに付属しているボルトは、いわゆる連結用で、頭がないタイプでした。最初はそのまま使えそうにも見えたのですが、実際に合わせてみると固定が少し不安に感じました。

そこで今回は、別でM4ボルト(首下20mm)とワッシャーを用意しています。特別なものではなく、こちらも100均で普通に手に入ります。

少し手間は増えますが、このひと工夫を入れるだけで固定の安心感がかなり変わります。初めて作る方ほど、ここは無理せず押さえておくと安心です。

止まり木の作り方

ヒノキ板に穴あけをしている作業工程

穴あけには卓上ボール盤を使いましたが、特別な工具がないと出来ない、というわけではありません。実際には、ダイソーで買える手動ドリルでも十分対応できます。ゆっくり作業すれば問題ありませんでした。

穴あけ位置は、あとからズレて後悔しないように、最初に順番を決めてから作業しています。ここは感覚でやらず、一度落ち着いて確認するのがポイントです。

端から50mm
⇒ 127.5mm
⇒ 中心
⇐ 127.5mm
⇐ 50mm

DIYを続けていくと、どうしても出番が増えるのがドライバー類です。女性でも扱いやすい電動ドライバーが1本あるだけで、作業の疲れ方がかなり変わります。無理に力を入れなくていいので、「楽に続けたい人」ほど早めに用意しておくと助けになります。

私が使用している道具はこちら
手回し感覚の電動ドライバー

穴あけ後の面取り作業の様子

穴をあけた後は、面取りカッターを使って角を軽く落としました。見た目のためというより、手触りをやわらかくするための作業です。

このひと手間を入れるだけで、さくらちゃん/さいちゃん/ぽぽちゃんが止まったり、くちばしで触れたりした時の安心感がかなり変わります。小さな角でも、愛鳥にとっては意外と気になるポイントだと感じました。

今回の止まり木だけでなく、DIY全般で出番の多い道具なので、無理のないタイミングでひとつ持っておくと何かと役立ちます。

私が使用している道具はこちら
面取りカッター
フック位置を確認しながら仮合わせしている様子
フックの取り付け位置をマーキングしている様子

フックを取り付ける位置は、図面どおりに決めるよりも、実際に鴨居に当てて確認しながらマーキングするのが一番確実でした。少しでもズレると掛けた時の安定感が変わるので、ここは手を抜かないようにしています。

その際、キリがあると位置決めがとても楽です。軽く押して印を付けられるだけでも、穴あけ作業がかなりスムーズになります。

特別な道具でなくても大丈夫で、こちらも100均のもので十分でした。

薄い板に下穴をあけている様子
下穴後にネジを固定している工程

今回のように板が薄い場合は、いきなりネジを入れず、必ず下穴をあけてから固定します。少し手間に感じるかもしれませんが、この工程を飛ばさないことが大切です。

理由はとてもシンプルで、板割れを防ぐためです。一度割れてしまうとやり直しがきかないので、最初に下穴をあけておくことで安心して作業が進められます。

ノーマルタイプ完成状態の止まり木

これで、まずはノーマルタイプの完成です。形としてはとてもシンプルですが、放鳥中の居場所としては十分役に立ちます。

丸棒にS字フックを使って、おもちゃをひとつ吊るすだけでも、思った以上によく遊んでくれました。さくらちゃん/さいちゃん/ぽぽちゃんも、それぞれ違った反応を見せてくれたのが印象的です。

ここまでの作業なら、特別に難しい工程はありません。「これなら自分でも出来そう」と感じてもらえたら嬉しいです。

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アレンジ編

丸棒取り付け位置に穴をあけた様子
ジグソーでR加工している工程

ここからは、少しだけ手を加えたアレンジ編です。ノーマルタイプを作ってみて、「もう少し遊び要素を足したいな」と感じたところから進めました。

丸棒を取り付ける位置の間に、Φ40mmで穴をあけています。ここは正確さよりも、全体のバランスを見ながら進める意識で大丈夫でした。

穴と穴の間にできるRの凹みは、ジグソーでカットしています。きっちり型を取るというより、缶スプレーのフタを当てて半円を描き、その線を目安にしました。

多少歪んでもまったく問題ありません。むしろ、手作り感が出て、それがこの止まり木の味になってくれます。

つっぱり棒キャップをエサ置きに加工した様子
結束バンドで固定している工程

以前100均で買っていた、つっぱり棒のズレ落ち防止キャップが手元にあったので、今回はそれをエサ置きとして使ってみました。専用品でなくても、工夫次第で十分代用できると感じています。

まず、丸棒にΦ2mmで貫通穴をあけています。位置がズレないように、ここも最初に軽く印を付けてから作業しました。

そのあと、同じ穴を使ってΦ4.5mmで深さ10mmほどまで広げています。段階を分けることで、木が割れにくくなり、仕上がりも安定します。

最後に、裏側の貫通穴を利用して結束バンドで固定しました。取り外しもしやすく、使い勝手の面でもこの方法が合っていました。

プラおもちゃをぶら下げた状態

プラ製のおもちゃは、穴をあけてヒモを通すだけで、簡単にぶら下げおもちゃとして使えます。手軽に遊びの幅を広げられるので、ひとつ出来るようになると便利でした。

ただ、素材によっては割れやすかったり、力加減が難しかったりします。少しでも不安を感じたら無理はせず、既存の穴を活用したり、別のおもちゃで代用するようにしてください。

ヒノキ棒を加工している工程
ヤスリがけ後のヒノキ棒
こめ油で仕上げた木製パーツ

ヒノキ棒は、穴あけを理解 → カット → ヤスリ掛け → こめ油仕上げ、という流れで進めました。

木のパーツと本体には、普段私たちが食用で使っているこめ油を薄く塗っています。特別なモノを使わなくても、身近なもので十分対応できました。

目的は保護と艶出しです。手触りがなめらかになり、見た目も落ち着くので、この仕上げにしてよかったと感じています。

ロープを使ったパーツ作り
ロープパーツ完成状態

余っていた100均のロープも、そのまま使わずに活用しました。新しく材料を増やさなくても、手元にあるもので出来るのは助かります。

カットする時は、マスキングテープを巻いてから切るのがおすすめです。こうすることで、ほつれにくくなり、その後の作業もかなり扱いやすくなりました。

各パーツを組み合わせた完成状態

各パーツを取り付けたら、これで完成です。ひとつひとつの工程は小さな作業ですが、組み上がった時には「ちゃんと形になったな」と感じられました。

完成した止まり木を使う様子1
完成した止まり木を使う様子2

頭にヒモが少し当たる形にはなっていますが、これはこれで悪くないかなと思っています。食べやすさを優先しすぎず、少し工夫が必要な状態にするのも、いいのかなと思います。

実際、エサ場を設置したり、ヒモ系のおもちゃを加えると、愛鳥の反応はかなり変わります。さくらちゃん/さいちゃん/ぽぽちゃんも、それぞれ違った興味の示し方をしていて、見ているこちらが面白くなる場面が増えました。

私のおもちゃ作りは、最初からうまくいったわけではありません。失敗しては直して、また試して、という繰り返しです。うまく使ってくれなかったものも、今振り返ると全部が無駄ではありませんでした。

アレンジ編は少し難しく感じるかもしれませんが、無理に全部やる必要はありません。出来そうなところから一つずつ手を加えていけば、少しずつ自分なりの形に育っていくと思います。

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まとめ|「置かない止まり木」という選択肢

鴨居に掛ける止まり木は、置き場所に悩まされず、使う時だけ出せるのが一番の利点です。
「移動できる」「片付けられる」って愛鳥家さんなら魅力的ではないでしょうか。

今回の形はあくまで一例です。
愛鳥の反応を見ながら、止まり木の太さや配置、おもちゃの数を少しずつ調整してみてください。

最初から完璧を目指す必要はありません。
手を入れながら育てていくことで、愛鳥にとっても、飼い主にとっても使いやすい放鳥スペースになっていきます。

動画でも紹介しています。

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