雛のさし餌は1日何回?量と判断基準を実体験で解説

「さし餌って、どれくらいあげればいいんだろう?」
「1日何回くらいが正解?」

雛(赤ちゃん)を迎えたばかりの頃、私自身もまったく同じことで悩みました。

初めての育雛では、「さし餌」というひとつの作業だけでも、分からないことだらけです。
量や回数はもちろん、ちゃんと消化できているのか、うんちは普通なのか。

トイレやしつけ以前に、「このやり方で本当に合っているのかな?」と不安になる場面が何度もありました。

私がコザクラインコのさくらちゃんを雛から育てたときも、欲しそうに鳴く姿を見るたびに「もう少しあげた方がいい?」と迷ったり、逆にあげすぎていないか心配になったりの繰り返しでした。
雛の時期は体も小さく、日々の変化も早いので、なおさら判断が難しく感じます。

この記事では、「1日にどのくらいさし餌を与えるのか」「回数は決めた方がいいのか」といった基本的な部分を中心に、私自身が実際に悩み、試しながら分かってきたことをまとめています。
これから雛を育てる方が、少しでも安心して向き合える材料になれば嬉しいです。

【雛】さし餌は1日どのくらい?回数は?│コザクラ&オカメインコ

さし餌の回数は決めない

雛にさし餌を与えた直後で、そのうが適度にふくらんでいる状態

「2〜3時間ごとに1回ずつ」といったように、時間でさし餌の回数を決める方法をよく見かけます。
私も最初は、「とりあえず時間どおりにあげればいいのかな」と思っていました。

でも、実際に雛を育ててみて感じたのは、このやり方には少し注意が必要だということです。

というのも、『そのう』の中に前回のさし餌が残っている状態でも、時間だけを目安にすると、つい次のさし餌をあげてしまいがちだからです。

さし餌をあげた直後は、『そのう』が風船みたいにぷくっとふくらみます。
私はその状態を指でそっと確認しながら、「どれくらい時間が経つと減っていくのか」を毎回見るようにしていました。

この積み重ねが、少しずつ判断の目安になってきます。

基本は、いつも「今、そのうがどうなっているか」を基準に考えます。
雛はお腹が空いていなくても鳴いたり、欲しそうな仕草を見せることがあります。
さくらちゃんも雛の頃は元気いっぱいで、ついあげたくなるようなアピールをよくしていました。

ただ、「欲しがるからあげる」という判断はNGです。
教科書どおりの回数に当てはめるよりも、その日の体調や消化の進み具合を見ながら調整する方が、結果的に安全で育てやすいと私は感じています。
そのうの状態を見る癖を、ぜひ早いうちからつけてあげてください。

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さし餌を食べてくれない

「急にさし餌を食べなくなった」「さし餌を近づけても口を開けてくれない」
雛を育てていると、こんな場面に出くわすことがあります。
私も最初は、かなり焦りました。

そんなとき、まず私が確認するようにしていたのが、さし餌の温度です。
さし餌は、少し冷めただけでも食いつきがガクッと落ちることがあります。

目安とされている温度は、おおよそ40〜42℃くらい。
作った直後はちょうどよくても、与えているうちに意外とすぐ冷めてしまうので、途中でも温度を意識するようにしていました。

それから、室温もとても大切なポイントです。
最低でも30℃くらいは保つようにしていました。
インコの体温は約40〜42℃と人よりかなり高く、雛はまだ自分でうまく体温調節ができません。
部屋が冷えていると、体が冷えるだけでなく、消化もうまく進みにくくなる印象がありました。

もうひとつ見落としやすいのが、「本当に今お腹が空いている状態かどうか」です。
前回のさし餌が、そのうにまだ残っていないか、必ず確認してみてください。

そのうに残留がある状態で無理にさし餌をあげてしまうと、消化不良や食滞につながるリスクが高くなります。
食べないときほど、慌てず一つずつ原因を切り分けて見ることが大切だと感じています。

雛の食滞について

食滞とは、消化されていない餌が『そのう』の中に長時間とどまってしまう状態です。
主な症状として、食欲不振、嘔吐、フンの量が極端に減る・出ないといった変化が見られます。

前回あげた『さし餌』が、なかなかそのうから減らないときは、少し注意が必要だと感じています。
私自身も、雛の頃に「まだ残っているな」と気づいて、そこで一度立ち止まるようにしていました。

そういうときは、ぬるま湯をほんの少量与えつつ、そのうの状態をそっと確認します。
あくまで「様子を見る」という感覚で、強く押したり、何度も触ったりすることはしません。

それでも時間が経っても変化がない場合や、「いつもと違う」と感じたときは、無理をせず、早めに鳥を診てくれる動物病院に相談するようにしてください。
雛の時期は変化が早いので、「様子見しすぎない」ことも大切だと思います。

もうひとつ確認してほしいのが、さし餌の濃さです。
「栄養をつけたいから」とパウダーフードを多めに入れてしまうと、思った以上に消化の負担になることがあります。

濃すぎるさし餌は、食滞の原因になりやすいです。
基本は、さらさらと自然に流れるくらいの濃度を意識した方が、安全で扱いやすいと感じています。

https://kozakurasakura.com/parakeet-sick-symptoms/
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さし餌をあげた後

さし餌のあと、くちばし周りをきれいにしている様子

さし餌が終わったあとは、毎回くちばしの周りをきれいにしてあげるようにしていました。
ぬるま湯で軽く湿らせたキッチンペーパーや綿棒を使うと、汚れが落としやすくて安心です。

このひと手間を省いてしまうと、残った餌が固まって取れにくくなるだけでなく、雑菌が増えやすくなってしまいます。
雛の時期は特に、衛生面の影響を受けやすいと感じました。

「嫌がるから今日はいいかな」と思ってしまいがちですが、後で困るのは雛自身です。
さし餌を食べなくなったり、元気がないように見えたりするときも、必ず何かしらの理由があります。

多くの場合、それは雛の問題というより、飼い主側の知識不足や判断の遅れが原因になっていることも少なくありません。
人任せにせず、その子の様子をよく観察しながら、「何が原因か」を一つずつ考えてあげてほしいと思います。

雛も、私たちと同じように、大切なひとつの命です。

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まとめ:雛のさし餌は「回数」より「判断基準」を持つと安心

雛のさし餌は、「1日◯回」「この量が正解」と数字だけで割り切れるものではないと、実際に育ててみて強く感じました。私自身、さくらちゃん(コザクラインコ・メス)を雛から育てる中で、時間や回数に縛られるよりも、そのうの状態や雛の様子をよく見ることのほうが、結果的に安全で、気持ちも落ち着きやすいと分かってきました。

雛は欲しそうに鳴いたり、アピールが上手だったりして、「もう少しあげたほうがいいのかな?」と迷う場面が本当に多いです。逆に、急に食べなくなったり、口を開けてくれなかったりすると、それだけで一気に不安になります。でも、そんなときほど慌てずに、さし餌の温度、室温、そのうの残り具合を順番に確認していくと、「理由が見えてくる」ことが多いと感じました。

特に、そのうに前回のさし餌が残っている状態で無理に続けてしまうと、消化不良や食滞につながるリスクが高くなります。だからこそ、「欲しがる=すぐ与える」ではなく、「今そのうはどうなっているか」を基準にする癖を、早いうちからつけておくと安心です。

雛の時期は、体も小さくて変化も早く、飼い主側の判断が追いつかない日もあります。それでも、雛の様子をよく観察しながら、一つずつ確認していけば、判断の軸は少しずつ自分の中に育っていきます。焦らず、その子の体調と消化の状態を最優先にしながら、あなたの家のペースを見つけてあげてください。雛も飼い主も、いきなり完璧じゃなくて大丈夫です。

↓動画も参考にしてみてください。

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