【気嚢】インコ(鳥)の呼吸方法について

「鳥の呼吸器ってどうなってんの?」って方に向けて記事を書いてみました。

うちにも3羽(コザクラインコ×2/オカメインコ)いるので他人事ではありません。専門書やネット情報、体験談をもとにまとめてみました。良かったら参考にしてみて下さい。

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インコ(鳥)の呼吸方法について

インコ(鳥)の複雑な呼吸器

鳥類の呼吸器はとても複雑な構造になっていて、肺のほかに『気嚢』と呼ばれる鳥特有のものがあります。

鳥が空気を吸い込むと『後胸気嚢』にとり込まれ、そこから『肺』に送られ、今度は『前胸気嚢』体の前部に入り『体の外に排出』されるというしくみになっているんだって。

吸気と排気が違う道を通るから鳥は常に新鮮な空気を体内に取り入れてるんだって。酸素が薄い高地でも鳥が暮らせるのは鳥類特有の呼吸器官のお陰なんだね。

インコ(鳥)の呼吸器は弱い?

皮肉なものですが『優れた呼吸器ゆえに空気中の毒素に影響されやすい』との事。だから愛鳥の為にもご自身の生活環境を見直す必要があります。

・アロマやお香
・香水柔軟剤
・テフロン(ポリテトラフルオロエチレンガス)
・殺虫スプレーや蚊取り線香などの殺虫剤
・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)

人間の生活環境は鳥にとって『中毒の危険』と隣り合わせかもしれません。これくらい大丈夫でしょ?って思いがちですが落鳥してからでは遅いです。体調不良の原因がわからない場合はそういった環境が徐々に体調を悪化させていたのかもしれません。

炭鉱のカナリヤって知ってますか?

炭鉱において発生するメタンガスや一酸化炭素などの毒ガスを検知するための目的で『カナリア』が利用されていました。鳴いていたカナリアが鳴き止んだ時に炭鉱夫たちは有毒ガスの危険を察知できるんです。

じゃ、先に『カナリヤが〇ぬ』って事?鳥飼いからすると残酷すぎる話かと・・・(;’∀’)

実は『カナリア蘇生装置付きケージ』によって守ってたみたい。ちなみにカナリヤは無臭のガスにも敏感に反応するんだって。

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最後に│インコ(鳥)の呼吸方法について

病院に行って検査を受けるのも大事だと思いますが、愛鳥の身体の仕組みを知る事で『これくらい大丈夫でしょ?』とは思わなくなりました。『優れた呼吸器ゆえに空気中の毒素に影響されやすい』←呼吸がおかしくなる場合は生活環境を見直さないといけないかもしれません。

小さい体ですが数十年も一緒に生活する子もいますからね。可愛がるだけではなく知識をつける事が大切ですね。

★youtubeで今回の内容について動画アップしているので良かったら参考にしてみて下さい

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