【保存版】インコの病気のサインや症状

インコの鼻水

こんにちは、小桜さくらです

「いつもと様子が違うな」とか「なんか寝てばかりいるけど大丈夫?」
なんて気になったりしていませんか?

小さな変化も見逃さないためには、病気の初期症状を知っておくことが大切です。
今回は症状別に考えられる病気やケガについてまとめてみました。

少しでもあなたの愛鳥の為に役に立てればと思うので、参考にしてみて下さい。

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インコの病気やサイン早見表

体全体に見られる症状

   
症状 心配される病気
体重の急増、腹部が膨らむ腹水卵秘卵墜性腹膜炎肝臓病腫瘍
眠ってばかりいるあらゆる病気の症状
腹部が膨らんでいる腹水卵秘卵性腹膜炎肝臓病腫瘍
食べているのにやせる寄生虫による疾患痛風肝臓病
頭が傾いている神経障害
肛門から赤いものが出ている総排泄腔脱卵管脱

目・鼻・口に見られる症状

症状 心配される病気
眼が突出している副鼻腔炎腫瘍
まぶたが腫れている呼吸器疾患、結膜炎
鼻孔が詰まっている呼吸器疾患、鼻炎副鼻腔炎
くしゃみ鼻水呼吸器疾患 (カゼ )
呼吸音異常呼吸器疾患、甲状腺腫
口の中に粘り気がある菌や真菌の増殖・炎症・トリコモナス症
ノドにチーズのようなものトリコモナスなどの感染

爪・くちばしに見られる症状

症状 心配される病気
ツメが欠損した外傷
ツメやくちばしに出血斑がある肝臓疾患、外傷
くちばしの伸びが早い肝臓疾患、栄養障害
くちばしの根元に白い粉疥癬(かいせん)
開口呼吸する呼吸器系疾患、内蔵系疾患
異常な呼吸音呼吸器系疾患、内部寄生虫の疑い

羽・脚・腹部・フンに見られる症状

症状 心配される病気
羽毛の色が変化している肝臓疾患、栄養障害毛引き症
羽毛が派手に抜けている毛引き症、肝臓疾患、PBFD
足の関節に黄白色の塊がある痛風、外傷
フンが大きく回数が少ない産卵の兆候、卵管炎腫瘍
黒色のフン消化管出血 による血便
尿酸の黄色化肝臟疾患
多尿 (水分過多) 便腎臓疾患、糖尿病、鉱物飼料多食
下痢胃腸炎、内臓疾患、 その他感染症

行動をチェック

症状 心配される病気
生あくびが多いそのう炎
まきちらすように吐く消化器疾患
水をたくさん飲む多くの病気の症状
羽をかじって食べるミネラル不足、 内部寄生虫
かゆがっている疥癬ワクモ症、内部寄生虫
深夜突然バタバタ騒ぐワクモ症、パニック、神経障害
止まり木に止まれない衰弱、骨折、脱臼、脚気痛風

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病気一覧

PBFD
PBFDLH “Pcittacine Beak andFeather Disease” の略称で、オウム類・インコ類のクチバシ羽毛病のことを 指します。おもに羽の変形や変色、脱落、クチバシの変形、食欲不振などがあらわれ、免疫力が低下します。発症するのは幼鳥のころが多く、全身の羽毛が抜け落ちることも多々あります。一度かかると命を落とす可能性が高い病気です。早見表へ戻る

 
そのう炎
そのうは温度・湿度が高く、胃のような強酸性ではないため、細菌や真菌・原虫などが 繁殖しやすい器官です。ヒナに作りおきしたエサ、パンやうどんなど人の食べ物を食べさせると、そのう内でさまざまな菌や内部寄生虫が増殖して炎症を起こします。また、親鳥からのトリコモナス感染も原因のひとつ。症状としては首を振って激しく吐いたり、嫌な口臭や生あくび多飲などの症状が出ます。早見表へ戻る

 
トリコモナス症
多くの鳥類に感染すると考えられますが、国内の飼い鳥ではブンチョウに最も多く見られ、 ハト、オカメインコが続きます。主として、 親がヒナへ吐き戻し餌を与える際に、そのうに生息するトリコモナスを一緒に与えることで伝播します。早見表へ戻る

 
ワクモ症
ワクモは、素早く移動する吸血性の節足動物(ダニ)です。人の家屋でツバメやスズメなどの野鳥が繁殖した場合、巣からダニが家屋内へ移動し飼い鳥へ寄生することがあります。多量に吸血されると貧血が生じ、元気食欲が低下します。ワクモは夜間に吸血するため、鳥は夜間に暴れることがあります。早見表へ戻る

 
胃腸炎
不衛生なエサや水などから病原菌が胃や腸に入ると炎症を引き起こします。下痢や嘔吐、羽毛をふくらませて寝てばかりいたら要注意。腸内の菌が増えるとフンが腐敗し、臭いがきつくなります。水やエサ、ケージは常に清潔に保つこと。水、青菜が傷みやすい夏場はとくに注意。早見表へ戻る

 
栄養障害
ビタミン、カルシウムなどの不足、 脂肪の取り過ぎなどからなる病気。 脚が奇形になったり、弱くなったりするのも、 栄養不足が原因となります。ヒナの時から、アワ玉だけでなく色々なエサをバランスよくあげましょう。早見表へ戻る

 
肝臟疾患
細菌や肥満により肝機能が低下すると、食欲不振や羽毛の変色など、さまざまな症状を引き起こします。中毒が原因で起こることもあります。症状として体重の急激な減少や食欲不振、元気がないなど。尿が黄色くなる、羽毛が変色する症状も多くみられます。体重が急に増加した場合は、腹腔内に水がたまる腹水を疑います。運動量の少ない個体はとくに脂肪分の少ないエサを心がけます。極端なダイエットは、逆に体力の低下につながるので、獣医師と相談するのが望ましいでしょう。早見表へ戻る

 
脚気
アワ玉だけのさし餌でヒナを育てたり、デンプンの多い食生活や抗生物質の連用によって腸内細菌そうが崩れ、ビタミンとカルシウ ムが不足してしまい栄養障害を引き起こします。これは間違った飼育方法が原因で起こる多発性神経炎です。ヒナが身体を支えきれず脚が立たない、翼が垂れ下がる、飛べなくなるなどの症状も見られます。予防として栄養素を適切に含んだエサを与えるようにしましょう。脚気は、 バランスの取れた食生活によって完全に予防が可能な病気です。早見表へ戻る

 
結膜炎
類における結膜炎は、そのほとんどが鼻炎 副鼻腔炎に続発あるいは併発したものです。眼瞼結膜の発赤から始まります。 初期は外側からはわかりづらく、眼瞼をめくらないと発赤しているかどうかわかりません。進行すると、眼瞼も発赤・腫脹するので容易に気づくことができます。早見表へ戻る

 
甲状腺腫
甲状腺は気管や食道、そのう、心臓の近くに位置する新陳代謝をコントロールします。栄養素のヨード不足が原因といわれ、甲状腺が肥大し、 甲状腺腫となります。甲状腺が腫れると気道を圧迫して、 ぜんそくのような呼吸困難の症状や羽毛障害、脂肪沈着などの症状が出ます。場合によっては、誤嚥や心不全などを引き起こし、突然死を招くこともあります。予防法としては、週に1~2度は飲み水にヨードを加えて与えるようにしてください。これだけで予防が可能です。 治療はケージ内を保温し、飲み水などにヨードを入れて行いますが、まず治療は受診してから判断しても らいましょう。早見表へ戻る

 
腫瘍

皮膚にあらわれるイボ状のもののほか、腫瘍は腎臓、卵巣、精巣など内部器官にできることもあります。 体表のもの以外は発見しづらく、症状もしばらく現れません。内臓にできたものは、部位により症状が異なりますが、セ キセイのろう膜の色がおかしい、腹のふくらみ、元気がない、うまく飛べない・歩けない、フンの状態が悪い、呼吸が速いなど、普段と違う様子が見られたら要注意です。予防が難しい病気です。生殖器の腫瘍は、無駄な発情を抑えることが予防になるとされます。早見表へ戻る


 
総排泄腔脱
下痢が長期間におよぶと、肛門から総排泄腔粘膜が出てきてしまう場合があります。放置すると脱出した粘膜が壊死したり、自分でつついて出血することも。抗生物質軟こうを塗布した綿棒で物理的に体内に戻しますが、治療は獣医に任せましょう。早見表へ戻る

 
痛風
尿酸を体外に排出できなくなる病気。腎臓機能の低下による尿酸排泄低下によって発症する場合が多く、まれに遺伝的要素が原因となる場合もあります。症状も、発症すると尿酸結節の痛みで足を引きずったり、多尿やけいれんなどを引き起こします。 痛風は、1度発症してしまうと完治が難しい病気なため、突然死に至ることも。原因にはビタミンA不足や水分不足、肥満などが挙げられるため、適正な食餌療法が効果的といわれています。 普段からタンパク質の多いエサは控え、青菜 などをあげて予防することをおすすめします。 治療法としては、痛風治療薬、ビタミンA、ビタミンB、ミネラルの投与など。 さらに止まり木に止まれない状態なので、ケージ内の工夫も必要です。早見表へ戻る

 
糖尿病
内分泌異常が原因といわれ、また要因には遺伝や腹膜炎による膵臓障害などが上げられていま す。 ほ乳類に似た症状を持ち、重度の多飲多尿や血色が薄くなる場合もあります。鳥の血糖値は人間の約3倍といわれ、 膵臓疾患の場合はさらにその3倍にもなります。 多飲多尿が続くようなら血液検査を受け、薬などで血糖値のコントロールを計りましょう。早見表へ戻る

 
 寄生虫による疾患
鳥に見られるのは、トリコモナス、ジアルジア、ヘキサミ タといった原虫。これらに感染したことにより、さまざまな症状を示します。ヒナのときから原虫をもっていることも少なくありません。トリコモナスはそのう炎や風邪症状、嘔吐や食欲不振、のどの奥の腫瘍など。ジルアジアとヘキサミタは腸炎症状、下痢を起こします。予防や治療として、フンやエサ入れなどからの感染に注意し熱湯消毒を心がけること。治療では、原虫に合わせた薬を投与します。早見表へ戻る

 
 鼻炎
いわゆる鼻カゼ。クシャミ・鼻水などが見られます。鼻汁が水のようであれば、温度変化など、鼻粘膜に対する刺激による生理作用の一種ですが、青っぱな(膿状の鼻汁)は細菌感染。適切な投薬治療が必要になります。 結膜が赤く腫れたりする「鼻眼結膜炎」 の症状に進行することもあります。早見表へ戻る

 
 副鼻腔炎
気道炎がひどくなり、鼻の奥が炎症を起こした状態。目にも症状が出るため、目の病気と間違えられることもあるので、初期の風邪症状を見逃さないようにしてください。くしゃみ、鼻水などの風邪症状に加えて、進行すると目の下に膿が溜まり、赤く腫れる、涙が出る、耳汁が出るなどのひどい症状になります。まずは、風邪をひかせないことが第一の予防。抵抗力を高めるには、小松菜に多く含まれるビタミンAが有効です。治療は抗生剤などの投与となりますが、感染した菌に合った薬でないと効果がないので「前と同じ症状で風邪だから」と以前の薬を与えることは避けましょう。早見表へ戻る

 
 腹水
クシャミやせきなどカゼの症状を示していても「実は腹水がたまっている」ということもあります。 肝臓機能障害 や卵管炎、慢性気道炎などさまざまな病気が原因で腹腔内に体液がたまる症 状です。特定の器官が水ぶくれするのではなく、臓器の収まっている身体内部に体液がたまるもので、投薬治療や穿刺 (注射器で物理的に腹水を吸引)治療が必要になります。早見表へ戻る

 
 毛引き症
インコが自分の羽根をつついたり、抜いたりすることによって、一部が剥げ、 場合によっては皮膚が出血するまで傷つけることもあります。原因はさまざまですが、 環境の変化やストレス、皮膚の感染や乾燥などが多いです。また羽毛への付着物、脂肪の沈着、寄生虫、栄養不良なども考えられます。要因は精神的問題が1番と考えられ、クセになってしまうと治すことが難しいといわれて います。 外見からも分かりやすい症状のため、飼い主にも大きな負担がかかる病気です。まずは獣医師に相談し、環境やストレスなどの要因を取り除いてあげましょう。治らない場合は、くちばしを削るのも効果的です。またケージ内は常に清潔に保ちましょう。早見表へ戻る

 
 卵管炎
細菌の感染やホルモン異常などで卵管が炎症を起こす病気です。発情が頻繁で、産卵過剰なメスに起こりやすいとさ れています。慢性化すると腹膜炎を起こすことがあります。症状として、大きなフンをする、甘えたり威嚇したり、巣をこしらえるなどの発情行動が長期間続くときには卵管炎を疑います。無駄な発情を抑え、必要以上の産卵をさせないようにします。治療は薬剤の投与となります。過剰産卵が治まらないときも、獣医師に相談を。早見表へ戻る

 
 卵管脱
産卵時のいきみや卵つまり、卵管炎などによるしぶりによって発症する病気。さまざまな生殖器の病気が原因となり、悪化すると卵管や総排泄腔の粘膜が体外に出てしまうこともあります。メスは、卵管疾患が起こりやすいので要注意です。また過度な肥満も原因と考えられています。さらに腹部の腫れ、羽根を膨らませるなどの症状も引き起こします。卵管脱は、12時間以内に手当てしないと死んでしまうこともあるので、気づいたらすぐ動物病院に連れて行き、肛門の縫合を行ってください。抗生物質や止血剤を使った処置も効果的です。栄養バランスの悪さ、カルシウム不足や肥満などに注意することが病気予防に繋がります。また、不必要な発情をさせないことも大切。 巣引きには、十分注意しましょう。早見表へ戻る

 
 卵性腹膜炎
お腹が膨らみ、下痢や便秘が見られます。食欲があってエサ を食べているようでも、お腹がはっているときは、すぐに病院へ。ひどくなると大きなお腹が床にすれて膿んだり、脚が開いてきちんと立てなくなります。腹膜炎は卵や卵の材料、石灰、異物などで卵管がつまったり、卵管破裂で体内に卵黄が入ることで起きてしまいます。予防はこれ以上、排卵をさせないようにし、抗生物質などで治療。卵管そのものが病気のときは、外科手術で取り出すこともあります。早見表へ戻る

 
 卵墜性腹膜炎
卵巣から排卵された卵が卵管に入らず、腹腔内に落ちてしまった場合に発生します。また、卵管破裂で、途中から卵が腹腔内に逸脱してしまうことが原因になることも。腹腔内が卵黄状物質で満たされ、腐敗する可能性もあります。早期なら開腹手術で充満物質を除去しますが、悪化してからの治療では予後が悪くなります。素人の手に負えない重篤な疾病です。早見表へ戻る

 
 卵秘
メスのお腹が膨らんで硬くなってから、3日経っても産卵しない場合は卵秘を疑った方が良さそうです。これは産卵過多やカルシウム不足、日光不足、寒さなどが原因となり、卵が卵管に詰まってしまう病気で「卵つまり」ともいいます。羽根を膨らませる、呼吸が速い、黒くねばりのあるフンをする、 腹部を触ると卵大の固まりがあるなどの症状には注意してください。寒さが原因とも考えられるため、少し暑いくらいにケージ内を保温して動物病院に連れて行きましょう。 また、気温急変期や冬季の引きは避けるようにしてください。 獣医師に相談してから、カルシウムを補給して自力で産ませるか、病院で卵を取り出すかを判断します。早見表へ戻る

 
 疥癬
トリヒゼンダニという寄生虫が原因。 初期では口角や足に、進行するとクチバシ、ロウ膜、顔に軽石のような皮膚異常が起こります。さらに重度になると、クチバシが変形したり、爪が脱落 し、衰弱死に至ることもあります。治療として顕微鏡検査で寄生虫を発見し、投薬駆除を行います。感染した鳥は隔離して二次感染を防ぐこと。早見表へ戻る

 
 肝臓病
トリヒゼンダニという寄生虫が原因。 初期では口角や足に、進行するとクチバシ、ロウ膜、顔に軽石のような皮膚異常が起こります。さらに重度になると、クチバシが変形したり、爪が脱落 し、衰弱死に至ることもあります。治療として顕微鏡検査で寄生虫を発見し、投薬駆除を行います。感染した鳥は隔離して二次感染を防ぐこと。早見表へ戻る
 

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